上司にお前の話はよく分からないって言われた。
面接で自分の伝えことをうまく伝えられない。
こんな方におすすめです。
人生の中で相手に伝える機会はたくさんあリます。
例えば、
- 上司への報告
- 家族との会話
- 転職での面接
相手に伝えるとことは非常に大切です。
しかし、伝わらないことが多いです。
なぜなら、自分が見ている景色と相手が見ている景色が違うことに気づいていないことが要因です。
今回は『バナナの魅力を100文字で伝えてください』という書籍をベースに伝えるコツを紹介します。
伝え方が下手な人の特徴
伝わる構造
サラリーマンが使える伝え方のコツ
伝え方を学ぶことで仕事の能力が上がり、残業を減らすことができるよ
では詳しく見ていきましょう。
伝えることの重要性
伝えるということはとても重要です。
たとえば、面接で「自己紹介をしてください」と言われて、履歴書の内容をそのまましゃべってはあなたの魅力は伝わりません。
また「あなたの仕事はなんですか」言われて、「〇〇部の部長でこういった仕事をしてきました」と伝えても相手の本当に聞いていることの答えになりません。
夫婦の会話も同じです。長い期間一緒にいると想いを伝えなくてもわかっていると思いがちです。
しかし、人間はそうではありません。
人間は言葉はもちろん態度や表情も含めて伝えないと伝わらない生きもだからです。
- 相手に嫌われたらどうしよう。
- 誤解されたらいやだ
そんな不安があるかもしれませんが、だからといって伝えないままだと相手にとっては存在しないことになります。
伝え方が下手な人の特徴4選
伝わらない人の特徴は4つあります。
自分の視点でみている
やさしさにかけている
怒る・不機嫌な人
いわなくてもわかっている
自分の視点でみている
伝え方が下手な人の特徴1つ目は自分の視点で見ている人です。
例えば、若者は「大人はわかってくれない」って思っています。
一方、大人は「最近の若者は・・・・」て思っています。
若者VS大人です。
大人も昔は若かったはずなのに
- 経験
- 環境の変化
- 加齢による変化
によって考え方が変わっていきます。
この問題が起こる根本的な原因は人それぞれ見ている世界が違うからです。
自分の伝えたいことがそのまま届くことは基本ありません。
- 職場でも
- 家族でも
- 友人でも
- お客さんでも
脳科学者の西剛さんはこう言っています。
「コミュニケーションが上手い人は自分のみている世界と相手のみている世界が違うことをしっかりと認識ている人」と表現しています。
例えば、親子ケンカを想像してみてください。
母親は早く、勉強をやってもらうことで家事に集中したい。
一方、子供は勉強なんてしたくない、早く遊びたいと思っています。
このように見ている世界が違うからこそ、伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。
だから伝えることは非常に難しいです。
伝えるには生まれた地域、環境、経験、知識によっても変わってきます。
まずはあきらめることが必要です。
伝えるために自分ベースで必死に努力するのではなく、相手ベースに立って伝えるようにしてみてください。
優しさにかけている
伝え方が上手い人は相手のことを考えられるやさしい人です。
優しい人は伝わらない理由を自分目線で考えません。
どうして、伝わらないかを相手ベースで考えます。
しかし、人間性がとか、優しさだけ意識しても意味がありません。
例えば、相手になかな伝わらない時イライラしてしまいます。
このイライラはすぐ相手に伝わります。
私もベットメーキングでなかなできない時、教えている人のイライラはめちゃくちゃ伝わります。
だんだん悪口を言われているようでイライラしてしまい、相手の話している内容が全くは入ってきません。
そして感情が伝わると本当に伝えたいことがますます伝わらなくなります。
こんな時、優しさが武器になります。
- どうしたら伝わるだろうか?
- 他に言い伝え方はないだろうか?
- 別の方法で伝えてみよう
伝わらない時にイラッときたら心の中で優しい人になろうと呟いてみてください。
怒る人と不機嫌な人
伝え方が下手な人の特徴3つ目は怒る人と不機嫌な人です。
イライラした気持ちはその場に影響を与えます。
「ThinkCIVILITY礼儀正しさこそ最強の生存戦略である」では「誰かがオフィスで怒鳴る」などの無礼な態度を取ると3つ上のフロアまで伝わると紹介されています。
私も上司がイライラして話しかけてきた時、イヤな気持ちになります。
また、受け答えはしますが話を聞こうとはしていません。
こうした
- 怒る
- 不機嫌
- 怖い
伝える上でNG行動です。
なぜなら、無礼な感情をベースに情報を受け取ることで受け取った情報自体を否定的に捉えがちです。
人はイヤな感情に目が向くと伝わらなくなります。
どうしても部下の成長にために怒ってしまうことがあります。
しかし、ゴールは相手の成長であって怒ることではありません。
こうした怒りを抑えるために精神科医の和田秀樹さんは「自分は怒りや不機嫌な感情が湧いていることを自分で客観的に認識することで冷静になる」と言っています。
そのため、イラッときたら3秒深呼吸しましょう。
怒っている時は頭に酸素が回っていない可能性があります。そんな時は深3秒呼吸をして脳に酸素を送り冷静さを取り戻しましょう。
また、もし可能なら周りに指摘してもらうのも効果的です。
周りの協力が得られる場合は無礼な態度をとった際にレッドカードやイエローカード出してもらうことで客観的に見ることができます。
いわなくてもわかっている
伝え方が下手な人の特徴4つ目はいわなくてもわかっているです。
離婚の原因の第1位は性格の不一致だそうです。
結婚するときは相手を知り、好きになったから結婚しているケースがほとんどです。
離婚する夫婦に見られる特徴としてはこんなことがあります。
- コミュニケーションが少ない。
- 相手に対して関心が薄い、
- 家族と一緒に過ごす時間が短い、
- 相手の話を聞かない、
こうした不満が生まれる元凶は、「いわなくてもわかっているはず」と思い込んで自分の思いを伝えないからです。
これは仕事の現場でも起こります。
毎日残業をして仕事を頑張っても上司に報告していなければ、上司には伝わりません。
こうしたトラブルの原因は「いわなくてもわかっている」という思い込みからおこります
伝える構造7選
じゃあどうしたら上手く伝えることができるの?
上手く伝えるためには伝える構造と技術を身につける必要があります。
構造や技術がわかることで伝える制度が格段に上がります。
伝わる構造は以下の7つです。
- ゴールの設定
- 納得感
- 相手ベース
- 見える化
- 聞く力
- 親近感
- 信頼感
ゴールの設定
まずは伝わるにはゴールの設定が必要です。
ゴールが不明確だと相手には全く伝わりません。
たとえ、雑談や友人との会話でもゴールはあります。
例えば
- 最近あったおもしろい出来事
- 商談までの繋ぎ
- 雑談をすること
まずはゴールを設定してみましょう。
納得感
伝える構造2つ目は納得感です。
相手に納得感がないと伝わったことにはなりません。
理解する。腑に落ちるということ
例えば、上司に相談する時のことを想像してみてください。
お前の言っていることは分からない。
この状態は相手に納得感を得られていません。
お前の言っていることはわかるんだけど現実問題できないんだ
この場合は相手に納得感を得られたことになります。
相手ベース
伝える構造3つ目は相手ベースです。
相手が理解するもしくは納得すること。
例えば、上司との会話で「何度もいっただろ」と怒られたことはありませんか。
それは言った=伝わったと勘違いしているからです。
伝えることで重要なことは相手が理解して、腑に落ちていなければいけません。
自分の見ている世界だけで話をしても相手には伝わりません。
自分ベースで考えている人は伝わらないことを相手のせいにします。
相手に伝わらないのであれば、
- 表現を変えてたり
- 他の方法を試したり
- 資料を作ったり
相手に理解してもらう工夫が必要です。
見える化
伝える構造4つ目は見える化です。
納得感を得るには相手想像させる必要があります。
話の達人と言われる人は非常に想像させるのがうまいです。
例えば、保険の営業マンは不安を想像させるのがうまいです。
- 働けなくなったら
- コロナにかかったら
- 死んだ後の家族の生活は
相手の不安を連想させます。皆さんも自分が死んだとき家族のことを思って入ったなんてことはありませんか。
これが見える化です。
逆に頭の中でイメージが浮かばないと伝わっていません。
聞く力
伝える構造5つ目は聞く力です。
人は相手からゴリ押しされることを嫌います。
例えば、洋服を選びにお店に入ったとき、店員さんからあれこれ勧められたら洋服を買うのをやめて帰ります。
逆に「今日のコーデ似合ってますね」どこのですかと聞かれたうれしくなりませんか。
私も営業をしていますが、お客さんが欲しくない商品を勧めても売れません。
まずは相手の話を聞いてその中で、「自分達の商品がどう使えるのか」を想像してもらうことを意識しています。
もし自分達の商品でどうにもならない時は他社の商品でも勧めることがあります。
親近感
伝わる構造6つ目は親近感です。
人は嫌いな人が話した内容は素直に入ってきません。
しかし、親近感があると、少しくらい話がずれていても、必死に話を聞いて、理解しようとしてくれます。
相手との関係がしっかり築けていれば、話は伝わります。
親近感を高めるコツは
- 共通点を見つける
- 相手に興味をしめす
- 自分のダメをさらけ出す
- 笑顔を見せる
話を聞いてもらう体制を築きましょう。
信頼感
伝わる構造7つ目は信頼感です。
例えば、売上1位の営業マンにアドバイスを求めたとします。
その際に「顧客の悩みを解決できる商品を提供することが一番の近道だよ」と言われた場合、アドバイスを素直に受け入れるはずです。
一方、最下位の営業マンから同じ言葉を言われたら、「こいつ何いってんだ」と思うはずです。
この2人の違いは2人に対する信頼感です。
このように信頼感で伝わり方が違います。
仕事で使える伝え方のコツ
次に伝わるコツを紹介します。
説明が伝わる要素は聞き手のスタントと話し手のスキルが必要です。
特に社会人生活で相手に説明する機会はたくさんあります。
- 上司への報告
- 商品説明
- 取引先での雑談
説明に苦しんでいる人はたくさんいます。伝わる説明をするには技術が大切です。
伝えるコツはこちらです。
聞き手の信頼を得る
限界まで練習する
明るく挨拶する
結論から話す
聞き手の信頼を得る
伝わるためには聞き手の信頼を得ることが大切です。
例えば、3人の面接官がいます。
Aさん:一生懸命理解しようとしている聞き手
Bさん;どうでもいいと思っている聞き手
Cさん:相手のよくない点を探している聞き手
どの人に伝えるのが簡単ですか。
それは一生懸命理解しようとしている人です。
この場合、説明が下手な人でも伝えることが可能です。そのためには聞き手との信頼関係を作ることが必要です。
例えば、上司の場合、仕事ができる人なら話は聞いてもらえます。
そのためにも聞いてほしい方とのコミュニケーションが大切です。
まずは上司とのコミュニケーションを増やして信頼を積み上げてみてください。
限界まで準備する
伝え方のコツ2つ目は限界まで準備するです。
皆さんは伝えるのが苦手にも関わらずぶっつけ本番で話していませんか。
伝えるためには時間をかけて相手ベースで話を考える必要があります。
あのスティーブ・ジョブズ氏は商品のプレゼンをする際には
- 数週間前から準備を初めて
- 5分間のプレゼンテーションに数百時間をかけます。
- そしてリハーサルでも丸2日時間をかけます。
説明が上手い人は準備がしっかりしています。
あのスティーブ・ジョブズ氏ですらこの徹底ぶりです。
説明が下手な私たちはもっと限界まで準備しないと本当は伝わりません。
限界まで準備することで相手の頭の中にイメージが湧きます。
イメージが湧くことで相手に話が伝わります。
明るい声で元気よく話す
3つ目に明るい声で元気よく話すことです。
例えば、商品を売りにきた営業マンが小さな声で話していたらどう感じるでしょうか。
- 相手の印象に残らない
- この営業マンはダメだ
- 早く帰ってほしい
相手のイメージが悪くなります。
聞き手に親近感がなければ話は伝わりません。
でも明るく喋るだけで、印象が変わります。
印象が変えあれば、伝えるのが簡単になります。
結論から話す
4つ目は結論から話すことが大切です。
結論がブレると相手には伝わりません。
では結論がブレなくするためにはどうしたらいいでしょうか。
最初に結論を話すことが最適です。
例えば、「OO部長、今日はOOについて報告します。そして〇〇について判断してほしいのでOO分時間をいただけないでしょうか。」
これを伝えるだけで相手は何について判断すればいいのかがわかります。
報告する上司は忙しいことがほとんどです。
論点がわからない会話を聞くとイライラしてしまいます。
その結果、相談したいのに後回しにされてしまい、重大な相談や報告がスルーされてしまいます。
相手ベースを意識して何を話すかを最初に伝えることで話がスムーズに進みます。
伝えるのがうまい人は相手ベースを意識している。
伝え方が下手な人の特徴は以下の通りです。
自分視点でみている人
優しさにかけている人
怒る人・不機嫌な人
いわなくてもわかっていると思っている人
伝わらない人の最大の特徴は自分の見ている景色と相手が見ている景色が違うことに気づいていない人です。
相手の気持ちがわからない人がどんなにがんばっても無駄な努力になってしまします。
相手に上手く伝えたいと思ったら伝わる構造と技術を身につける必要があります。
- ゴールの設定
- 納得感
- 相手ベース
- 見える化
- 聞く力
- 親近感
- 信頼感
この構造を理解して、技術を見つければ、伝え方の精度が高まります。
- 聞き手の信頼を得る
- 限界まで練習する
- 明る声で元気よく話す
- 結論から話す
ぜひ実践して伝えるスキルを磨きましょう。
ではまた